転:CA(ニーナ)の機転
ハイジャック犯が現れてから9時間後。
現場は膠着状態にあった。飛行機の周りには警察や政府関係者が見張ったいたが、機内の状況がわからない以上、突入ができない。
さらに、機長が不在という状況下。
機内の乗客の命はチーフであるCA(ニーナ)に託されたといっても過言ではない。
そのような状況下で、CA(ニーナ)は乗客全員を脱出させる方法を思いついた。
その方法とは、「主電源が切れ、機内が暗闇になったタイミングで乗客全員を脱出」させる方法であった。
主電源が切れるタイミングはおおよそではあったがCA(ニーナ)は把握していた。
CA(ニーナ)はハイジャック犯の目を盗み、「機内の電気が切れたら、脱出をする」というメモを乗客員全員に伝えた。
CA(ニーナ)と乗客員はひたすら飛行機の主電源が切れる時を待った。
結:乗客の命は守られたが・・
バツッ!
ついに飛行機の主電源が切れた。
ハイジャック犯は突如暗闇となった機内に動揺している。
CA(ニーナ)はすぐさま乗客員に対して、「こっちよ!急いで!」と機内の脱出口に案内をした。
しかし、ハイジャック犯もやすやすと逃がしてはくれない。
暗闇の中で、銃を乱射し始めた。
だが、CA(ニーナ)の迅速な行動により、暗闇にまぎれて殆どの乗客が脱出することに成功した。
最後尾を勤めていたCA(ニーナ)はハイジャック犯に気付かれないように、這うように脱出口に向かっていた。
しかし、脱出口に向かう途中、両親とはぐれてしまい、座敷の下に隠れている子供を発見した。
CA(ニーナ)は急いで、子供のところに駆け寄った。
しかし、それをハイジャック犯に見つかってしまい、CA(ニーナ)と子供は追い詰められてしまった。
CA(ニーナ)は「私の命を犠牲にしてもこの子は助けなければ・・」と覚悟し、子供を脱出口に案内すると同時に、ハイジャック犯の注意を自分自身に向けた。
勇気ある行動の結果、子供は無事脱出することが出来たが、CA(ニーナ)はハイジャック犯に射殺されてしまった。
CA(ニーナ)の命をかけた行動が、多くの乗客の命を救ったのである。
■後日談
彼女の勇気ある行動は瞬く間に世間に知れ渡った。
自身の命を犠牲にし、乗客の命を最優先させた彼女の勇敢さをたたえ、母国インドで国民栄誉賞を受賞することとなった。
CA(ニーナ)の勇敢な行動により、多くの命が守られたこの事件ですが、映画化もされているようです。
映画の方も当時の緊迫感のある状況がリアルに描かれていますので、おすすめです。
また、今回のような事件・ミステリー系の記事は他にもまとめてありますので、よかったら確認してみてください。
■関西某トンネルの中学生集団パニック事件の真相は? (※心霊注意)
■埼玉県愛犬家殺人事件の真相 (※サイコパス事件) ■人気紅白歌手Xのトランク女性遺体事件 (※胸糞注意) |
それでは、今回は以上とさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント